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注文住宅を建てるとき、木造と鉄骨、どちらが良いか迷うこともあるでしょう。木造住宅の特徴と鉄骨造住宅の特徴をそれぞれ紹介していきます。カンタンにまとめていますので、参考にしてみてください。
木造住宅は壁や柱、土台に木材をつかった住宅のことです。木材はヒノキや杉などが採り入れられ、木の香りが特徴的なのも木造住宅ならではといえます。
現在でも国内に建てられている家のほとんどが木造住宅です。日本の一戸建ての9割を占めるともいわれています。
建築方法は、柱と梁を支柱にして住まいを建てる工法である軸組工法以外では、ツーバイフォーと呼ばれる工法があります。ツーバイフォーは、2インチと4インチのサイズの木材を使って家を建てる工法。優れた耐震性や断熱性として人気です。
木造住宅のメリットは断熱性、吸湿性にも優れている特徴があるほか、建築コストが鉄骨などと比べてかかりません。木造1坪あたりの平均単価は50万円ほどとコストをおさえて家を建てることができます。
続いて、鉄骨造はどうでしょうか。鉄骨は粘り強く、軽くしなやかな点が特徴的です。鉄骨造住宅は建物の主要構造体部分、柱や壁などに鉄骨を使用している住宅のことをいいます。
厚さ6mm以下である鋼板からなっている鉄骨住宅は「軽量鉄骨造住宅」、それ以上の厚みがあるものは「重量鉄骨造住宅」と呼ばれます。
鉄骨造のメリットは耐久性の高さで、地震や水害にも強く、遮音性も高いです。しかしながら、気密性が少なく、冬寒く夏暑いといった点をおさえておきましょう。
また、木造に比べてコストがかかります。1坪あたりの平均単価は50万円から80万円程度。構築材にあらかじめ耐火処理や防錆処理をする必要があるためです。
木造住宅と鉄骨造住宅で、家を建てたときにどのような違いがあるでしょうか。耐震性やメンテナンスや固定資産税など、建築したあとの維持費用についても違いがあります。それぞれ比べてみましょう。
一般に、木造住宅は地震に弱いというイメージがあるかもしれません。しかしながら、そうとは言い切れません。
木造住宅であったとしても、構造体の木材によって、地震の揺れを吸収してくれる場合があります。また、家の足場を補強する筋交いや耐力壁などを採り入れることにより、最小限に揺れをおさえることも可能になり、耐震性が期待できます。
また、2000年に法律が改正されて耐震基準が見直されたことで、木造住宅でも耐震性能がしっかりしていないとならなくなりました。
一方の鉄骨造住宅は、鉄や鋼の粘りで変形して地震を吸収します。倒壊しにくいのはそのためだと言われていますが、木造より重いため地震が起きれば大きく揺れるように感じるでしょう。
木造住宅を維持する費用は、外壁の塗り替えを新築後10年から15年に一度おこなうことや、シロアリなどの被害を想定して定期的なメンテナンスは必要かもしれません。
では、鉄骨造住宅の方が維持費用は安いかというと、資材や設備などの質にもよるため、一概にそうとも言い切れません。ただ、火災保険料はH構造が多い木造住宅のほうが高くなる傾向があります。
また、家を購入すれば毎年かかる固定資産税。これは木造住宅のほうが安く済むでしょう。固定資産税は土地と建物の評価額によって決まるためです。経年劣化しやすい木造住宅の方が評価は下がりやすいため、その分、固定資産税が安くなるきらいがあります。
木造住宅は1坪あたり50万円ほどの値段で、鉄骨造では50万円から80万円ほど。固定資産税などを見れば、劣化しやすい木造のほうが安いですが、メンテナンス費用はその分、かかります。鉄骨造では劣化がしづらい分、メンテナンス費用はそこまでかかりませんが、固定資産税は高くなる傾向があります。
鉄骨造住宅の場合は、このメンテナンス費用がそこまでかからず、耐久性が高いというメリットがありますが、気密性が少なく、冬寒く夏暑いといった特徴ももっています。
一方、木造住宅は外壁塗装などはメンテナンス費用こそかかるものの、断熱性と吸湿性に優れています。季節関係なく快適に暮らすことを考えると、木造住宅のほうがおすすめです。